1.共感し合える安心感の中で、気持ちを楽に
「こんなこと話しても大丈夫かな?」
「こんなことで悩んでいるのは自分だけかもしれない。」
そんな心配はせずに、安心してなんでもお話しください。
まずは気持ちが少しでも楽になることが一番です。
当相談室は、
◇◇は良くて□□はダメ、
◇◇は正しくて□□は間違っている、
◇◇は優れていて□□は劣っている、
などのジャッジメントをする場所ではありませんし、
「こうしなさい」 などと指導したりする場所でもありません。
ひとりひとり、さまざまな事情があります。
ですから、表面的な事柄で人や物事を判断するようなことはございません。
また、人は皆、人それぞれであり、物事に対する考え方や感じ方はまちまちであることも理解しているつもりです。
それらを尊重しながら真摯にお話をお伺いします。
そして、ご相談者も相談員も双方とも、それぞれがそれぞれの悩みを抱えながら生きている、仲間同士です。
そんな仲間同士の空間の中で、まずは、これまで一生懸命がんばってきたご自分の心を癒やしていってほしいと思います。
心が癒やされ楽になっていけば、気持ちの整理ができたり、一歩前へ進む勇気が出てきたりと、なにかしらの変化が生まれてくるかもしれません。
2.互いに知恵を絞り、一緒に考えていくスタイルで
ご相談者の問題が少しでも早く解決するように精一杯対応してまいります。
しかしながら、相談員自身が今でも自分の人生と子育てとに奮闘しているさなかにおりますので、「こうすれば必ずうまくいく」という明確な答えを持っているわけではありません。
したがいまして、“共に知恵を絞り合いながら、解決方法を一緒に探していくスタイル” で対応していくことになります。
ひとりで考えていると限界があることでも、別の視点が加わることで、良いアイディアが生まれてくる場合があるかもしれません。
また、状況に応じて、相談員の経験や考えをお伝えする機会があるかもしれませんが、それらはあくまでも一つの参考として受け止めていただければと思います。相談員の考えを押し付けたり、「~すべき」というような態度で接したりすることはございません。
なお、具体的な解決策を求めているわけではなく、「話を聞いてもらいたいだけ」という方に対しては、ご希望通りに対応してまいります。
なによりもご相談者のお気持ちを一番に考えて、その場の状況に応じて柔軟に対応してまいりますので、どうぞ安心してご利用くださいませ。
3.新しい未来に向けての活動拠点として
悩み事を相談するだけでなく、“自分の好きなことに自由に取り組む活動スペース” として、当相談室を利用していただくこともできます。
例えば、絵を描く、手芸や工作をする、雑誌や本を読む、文章を書く、パソコンで作業をする、勉強をするなど、一人で静かに取り組めることであれば活動内容に特に制限はありません。
他の利用者のいない状態で活動していただけますので、ご自身が快適に感じられる方法で自由に過ごしていただければと思います。一人で黙々と取り組む、相談員と話をしながら一緒に取り組む、お茶を飲みながら、音楽を聴きながら…など、リラックスして自由に相談室をご利用ください。
このような活動はご自宅でおこなえることばかりですが、場所を変えてみることでいい気分転換になります。
また、楽しいことや気分が良くなることに取り組み、充実した時間を過ごすことは、私たちの日常を明るく豊かにしてくれるだけでなく、隠れた才能を見つけ、新しい人生を切り開いていくための一つのきっかけになっていくかもしれません。
ひきこもりや不登校でお悩みの方はもちろんのこと、充実した毎日を過ごしたい方、自分らしい生き方や新たな可能性を模索している方など、どなたでも利用していただくことができます。